2014年4月25日金曜日

ぶらりヘルシンキ



 気づいたらもう4月だ。3月はプレゼン、テスト、学校のイベントなどで忙しくあっという間に過ぎ去ってしまった。
生活も落ち着いてきたところで、少し旅に出てみようと思い、ヘルシンキに来てみた。

Helsinki

 ヘルシンキを選んだ理由は単純。

 
 ヘルシンキに住んでいる友達がいたから。
 フィンランド人のMaxに会ったのは10ヶ月前。フィリピン人の友達から連絡がきて「俺の友達が東京に行くから案内してやってくれ」と。Maxは日本が好きで(特にアニメ)、どこか連れて行くたびに大興奮だった。特にVillage Vanguardに行った時は漫画と日本特有の変な本(例えばドアたぶ女子っていう、女の子たちがドアタブ舐めてる写真集とか)を買い占めていた。彼にとって日本はとってもクレイジーな国らしい。そう言われると嬉しくなって、日本の変わっているところをたくさん紹介してしまうのは私だけだろうか。

 彼の部屋はとってもお洒落だ。


冷蔵庫に貼ってあるポストカードはほとんど日本から取ってきたものだそう
プリクラも貼ってある(笑)

キッチンの窓から。
コーヒーを飲みながら歩いてる人を窓から眺めるのが好きだそうだ


 彼の友達の部屋にも行ったが、広々していて、素敵な置物、可愛い柄の布が壁に飾ってあるなどして、またもやお洒落だった。


 ヘルシンキをぶらぶらしてみる。小さい街なので、主な観光地は徒歩で大体回れる。小さなアートギャラリーもたくさんあるので、ショッピングの合間にふらっと立ち寄ってみるといいかもしれない。








ヘルシンキ大聖堂


 ヘルシンキ大聖堂の目の前には大きな広場が広がっている。今は冬のためそんなに人はいないが、夏になるとこの広場でイベントが行われたり、昼間から街をのんびり眺めながら飲んだりする人たちで賑わうそうだ。実際に5度くらいの気温でも、若者たちがたむろっていた。「冬は日があまりでないからこうやって晴れた日には外に出て日光浴をするんだ。寒くてもあんまり気にしない。太陽って最高。」私たち日本人にはあまりない、太陽は”貴重”という感覚を彼らはノルウェー人と同じく持っている。そんな人たちが作り出す、太陽と戯れるのんびりとした空間が私は好きだ。




 ヘルシンキのいいところはちょっと街をでると自然があること。街の中心からバスに乗って15分ほどで着くセウラサーリ島に行ってみると、その周辺は田舎のように自然が豊だった。島全体が公園のようになっており、ウォーキングをしている人が多い。リスがひょこっと寄ってきて、何かねだるようにして去っていく。耳を澄ましてみると、キツツキが木をつついているのが聞こえる。都会にいるのを忘れてしまうような公園だ。動物たちは人間を怖がって逃げる事はなく、むしろ仲間のように近づいてくる。何か特別なものがあるわけではないが、自然と人間がうまく調和しているような空間。居心地がよくて長居してしまった。












 かもめ食堂という映画をご存知だろうか。ヘルシンキを舞台に、そこで食堂を営む日本人女性を中心に描いた作品である。映画はこのように始まる。


『フィンランドのかもめは太っている。
そのかもめを見ていると子供の頃に買っていた猫を思い出す。
その猫は私にだけ懐いていた。
えさをたくさんやったら、まるまる太って、ある日、死んでしまった。
猫が死んだ次の年に母がダンプにひかれ死んでしまった。
私は太ったものを見るのが好きだ。
母は痩せていた』


 ヘルシンキでかもめを見たとき、このフレーズを思い出した。
それくらいヘルシンキのかもめちゃんは大きい。そして、どこにでもいる(笑)



 訪れてからこの映画を振り返ってみると、ヘルシンキの雰囲気がうまく表現されているなという印象。散歩しているときに日本人の女性に会ったが、「かもめ食堂」を見て、ヘルシンキに来てみたそうだ。映画の雰囲気が好きな人はこの街も気に入るのではないか。


Candy shop

 フィンランドと言えば、キャンディーで有名。Maxと彼の友達4人でジブリの新作「風立ちぬ」を見に行く前にキャンディーショップに寄った。「映画を見る前にはキャンディーショップに行くのが定番なんだよ。」これがどれくらい浸透しているのかはわからないが、少なくとも一緒に映画に行ったみんなはそうしているようだった。キャンディーショップといってもマシュマロやグミなど種類は豊富。自分のほしいものを袋に取っていくのは、駄菓子屋さんにいる時の子供心を思い出させる。

 フィンランドには名物の飴がある。世界一まずい飴と言われているサルミアッキだ。見ればなんとなくわかる。どす黒い色をしているからだ。もちろんキャンディーショップにはたくさんの種類のサルミアッキの味のグミや飴がある。友達はその味が好きらしく、黒いものしか選んでいなかった。さて、味のほうはどうか。レベルが低めだと思われるグミを試してみた。鼻に近づけると刺激臭がする。おそるおそる食べてみると、ぶわーっとしょっぱい味が広がる。なんだか、親しみのある味だ。それは梅干し味の飴に何かを足したような感じの味だった。苦みもある。とにかく味はかなり濃い。個人的には嫌いではないが、固い飴を食べてみる気にはならず、食べないまま持って帰ってきてしまった。



 キャンディーショップで撮った一枚。DVDが売られているのには裏話がある。昔キャンディーショップは主に、ビデオのレンタル屋だった。フィンランド人は映画を見るときにキャンディーも食べるため、店の一部にキャンディーが置かれていたが、インターネットの普及と共にほとんどの人が映画をオンラインで見始め、ビデオ・DVDレンタル事業は衰退。そのため今はキャンディーがメインになっただとか。それでやっていけるのだから、キャンディーは国民にとって身近な存在に違いない。


 こちらはムーミンジュース。友達の一押しで飲んでみたが、どこか懐かしい駄菓子のストロベリー味がした。甘い。500mlは多かった。





About the Author

Hirono Suzuki

Author & Editor

1992年東京生まれ。東京海洋大学海洋科学部卒業。大学1年生の春休みでのベトナム一人旅でアジアの魅力に魅せられ、それ以降東南アジアを中心に旅するようになる。フィリピン短期留学を2回、IELTS 受験を経て、大学3年でノルウェーへ一年交換留学。2016年8月からノルウェーの大学院にて修士課程Biosciences and Aquaculture専攻。研究テーマは微細藻類。環境や食について考えながら、日々過ごしています。世界27カ国訪問、一人旅派。2017年は読書の年📖👓

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