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2018年12月15日土曜日





いつものようにブログをほったらかしにしていました。
お久しぶりです。

5月末にNord大学Biosciences and aquaculture修士課程を卒業しました。
自分でも驚きなのですが、首席を取ることができ、ノルウェー特産品のサーモンの革小物をいただきました。





修士から専門を変えたので入学したばかりの頃は、英語でのクラスについていくだけで精一杯でしたが、クラスメートに圧倒されながらもなんとか乗り切ることができました。

勉強漬けの2年間でしたが、国際学会にも2回参加でき、投稿論文執筆のチャンスもいただいたので、頑張った甲斐がありました。



そして6月頃には、Nord大学院にてPhD fellowshipとして正式に雇用が決定したので北ノルウェーのボードーに最低あと三年間はいることになりました。いえい

第一著者として執筆させていただいた論文は8月に受諾され...いい感じのスタートです。

いいことだらけのように聞こえるかもしれませんが、まあ辛いことがたくさんありました。

大学では、ノルウェー語が話せない立場においての孤独感や語学面での劣等感を感じながら生活しなければならなかったし、プライベートでも色々ありました。

今も、職場での人間関係で悩むことだってありますが、修行だと思ってこれからも少しずつ前進していこうと思います。

今回は近況報告だけしておこうということで、短めの記事の更新です :)
質問などあればコメント欄にどうぞ〜

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修士課程を修了し、博士課程に進みました【ノルウェー留学】

いつものようにブログをほったらかしにしていました。 お久しぶりです。 5月末にNord大学Biosciences and aquaculture修士課程を卒業しました。 自分でも驚きなのですが、首席を取ることができ、ノルウェー特産品のサーモンの革小物をいただきまし...

2018年7月5日木曜日






白夜を歩く。
独りで歩く。

行き先があるわけでもなく
何を求めるのでもなく
ただひたすら歩く
そこに期待はなく
そこに怒りはなく
そこに迷いはない

森に入ると私は早足になる
独りがこわいのかもしれない
何かに出くわすのがこわいのかもしれない
何故かはわからないけれど早足がいいと確信してる

若干不気味なパステルカラーの雲は
もくもくと姿を変えていく
ふと地に目をやると
タンポポの綿毛は風に飛ばされて
死と生の誕生を垣間見る




ー諸行無常ー

形あるものは、必ず滅びゆく。
モノもヒトも認識されるすべてのものは、生滅を繰り返す。

永久不滅のものなんてないのだ

10年以上前、このお釈迦様の教えを聞いたとき私は
なんてネガティブな考えなんだろうと思った
儚いし、悲しいじゃないか

けれど今になって
お釈迦様はこの考えをポジティブに
捉えていたのだと思う

「ない」ものを「ある」と思い込むことによって
苦しみが生じる

だから変化を受け入れることが
大切なのだと

受け入れることはこの上なく難しいのだけども...














生きることだって永遠じゃないからこそ
輝かしいのかなと思う

死を意識するとき
この”生”をどう生きるかという問題が浮上してくる

この問題は、独りで向きあわなければないものであり
誰かが導いてくれるものでもない
結局行き着く先は”独り”なのである

それが時々重たくて恐くなったりする
でも、この死への漠然とした恐怖感さえもきっと
生きているという実感を与えてくれているのだろう

生があるから死があり
死があるから生がある
私たちは矛盾の中に存在しているらしい
仕事にしても人間関係にしても、だ

随分前に見た
宮崎駿の「風立ちぬ」は教えてくれた。
どんなに辛い状況でも、
矛盾に押しつぶされそうになっても
困難と向き合いながら
精一杯生きていくのが人間らしさなのかもしれないと。

うーむ、生きるって難しい。









白夜ウォーキング【ノルウェー生活】

白夜を歩く。 独りで歩く。 行き先があるわけでもなく 何を求めるのでもなく ただひたすら歩く そこに期待はなく そこに怒りはなく そこに迷いはない 森に入ると私は早足になる 独りがこわいのかもしれない ...

2017年12月3日日曜日



今週、急性扁桃腺炎にかかった。

月曜日の朝、急な喉の痛みを感じてから、頭痛、高熱が出た。

体温は何度なのかわからないが、症状はインフルエンザのようで関節が痛み、全身に寒気がする。

頭が痛くて体が動かせない。
体温を測ろうと思っても、体温計がない。
薬はお医者さんに行かないと処方してもらえない。
そもそもノルウェーのお医者さんにかかったことがないから、どこに行けばいいかわからない。
調べようと思っても高熱で気力が出ない。

結局水曜日まで何もせずにベッドにこもっていた。


自分が何もできない赤ちゃんのように感じる瞬間

こんな当たり前のことも知らないのかと自分にがっかりする瞬間

海外に住むとそんな瞬間に多々出くわすことがある。

大学では英語のみで大丈夫だけど、ローカルな情報を探し出す時はやはりノルウェー語ができないと不自由。こういう緊急のときは特に、自分の無力さに気づかされるのだ。

運よく、ルームメートがご飯を作ってくれたし(食べれなかったが)、友達が解熱剤を持ってきてくれたので、精神的にも身体的にも助かったが。他国で病気になるのは、心細いだろうなと思う。日本で具合が悪い時、面倒を見てくれる親のありがたみを痛感する。
熱が若干引いてきた水曜日に、大学のカウンセリングへ行き、医者へのアクセスの仕方を教えてもらった。カウンセラーの方がすごく心配してくれて、「もし、これで今日中に医者に診てもらえなかったら私の携帯に電話してね。」と電話番号を教えてくれたのはなんとも感動的であった。自分の無力さを感じる時、人の優しさは余計心に沁みるものだ。





こちらに来て、”外国人”として暮らすということ。

文化も言語も生活様式も気候も異なる土地で暮らすということ。

こちらの”当たり前”を知らない赤ちゃんのような存在として暮らすということ。

それは、時にアドベンチャーであり、時に真っ暗な洞窟に迷ったように自分を不安にさせる。

ある程度妥協しながら生活しなければならない。

先日、友達の家でパーティーがあった時に、思春期のヒット曲を流して、みんなで盛り上がっていた。私は、洋楽ファンではなかったし、あまり馴染みがなかったのでみんなが盛り上がってるところ、ほーほーとミュージックビデオを眺めるしかなかった。実際は、J-POPの話もしたりしたが、疎外感を全く感じなかったというと嘘になる。

英語でのコミュニケーションもジョークがよくわからないことがあったりする。そこで笑えないのは、なんだか悲しい。私のフライトがストライキで欠航になったのも、ローカルのノルウェー人ならみんな事前に知ってたこと。マスタールーム(修士課程の学生の勉強部屋)では日々ノルウェー語が飛び交っている、が理解できない。

まあ、こんなことがあるけれど、なんとなーく流して、生活している。流さずに、奮闘して学ぶことも大事だが、優先順位というものがある。全てに力を注いでいくわけにはいかないので、時には流すこと、そして無力な自分自身を受け入れてあげることも重要だと思う。たまに自分自身に「この地では、まだ赤ちゃんだからしょうがないよ」と言い聞かせてみたり。









最後に、最近ハマってる曲でも。
インディポップのSales。アメリカのバンドなんだけどね、北欧の暗さ+キャンドルにとっても合うのです。
このゆるい声たまらん。メロディーが素敵。歌詞も恋が終わった後の歯がゆい感じをうまく表しててうわあああってなる。





アルバムはここ。





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不自由さを感じる瞬間【ノルウェー留学】

今週、急性扁桃腺炎にかかった。 月曜日の朝、急な喉の痛みを感じてから、頭痛、高熱が出た。 体温は何度なのかわからないが、症状はインフルエンザのようで関節が痛み、全身に寒気がする。 頭が痛くて体が動かせない。 体温を測ろうと思っても、体温計がない。 薬はお医...

2017年9月28日木曜日




先日、日本水産学科創立85周年記念国際シンポジウムに参加してきました。

1月後半から研究を始め、5月頃にはある程度成果が出ていたので、指導教官から学会にいってみないかと提案され「要旨」を学会に提出。7月後半に口頭発表枠で受諾されました。
卒業まで、日本への帰国予定がなかったので非常にありがたいです。

このシンポジウム参加が決定したので、夏休みも休みなく研究室に閉じこもることになったのですが・・・。
夏休みは色々ハプニングがあり、結局発表材料の元となるデータは、帰国前プレゼンを指導教官に発表する4日前くらいに手に入れ、ドタバタで準備しました。



学会の参加は初めてだったので、会場の雰囲気もよくわからないまま参加しました。
一日目は他の発表を観に行きましたが、発表はほとんど教授や博士の方によるプレゼン。
予想以上にマスター(修士課程)の人を見かけず、お偉いさんばかり!!

二日目に口頭発表を控えている私は緊張してきて帰ったあとはひたすら発表練習を繰り返しました。


発表は、東大や理研のドクターの方に挟まれていて、本当にこんな素人が同じセッションで参加してしまって申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、なんとかスムーズに発表することができたので一安心です。

私の研究は、微細藻類について。セッションの話題の中心となる魚についての研究とは少しトピックがずれているのですが、それでも予想以上にたくさんの人に見にきていただき、質問も二ついただきました。

質問されないということは、オーディエンスに伝わっていない、もしくは興味がないというサインなので、プレゼンが終わったあと、ちょっと気まずいです。
質問されてよかったー。

オーディエンスは養殖系の研究をされている方が多かったため、質問はやはりそっちより。
ちょうど前学期に「養殖栄養学」でその辺のことは学んでいたので、あたふたせず答えることができ、ほっとしました。

初心者まるだしの姿勢でしたが、やはり発表を終え、研究者の方からコメントもいただき、少し自信がついたように思います。


振り返ってみると、
去年の8月からノルウェーの大学院に入り、ほぼ初めて

理系の英語の論文を読んで授業を受け、レポートを書き(学部の卒業論文は文系でした)
養殖業の勉強を一から学びはじめ、
1月末から実際に研究(研究内容は授業内容と被っていないため自主学習)を始め、
国際シンポジウムで口頭発表(クラスで今のところ一人だけ)

することができました。

大学院入りたての頃、クラスメートの発言力、積もってゆく課題に圧倒されて泣いてたころが懐かしいです。
容量が悪く、地頭もよくないのですが、人間努力すればなんとかなるものです。

そのためにはある程度、努力できる環境に自分から身をおくのも大切だと思います。

そうすると、それをサポートしてくれる人たちが自然と現れてくる。

人生面白いですね。
今留学を考えている人たちはぜひその初めの一歩を踏み出して見てください。

これから来年にかけては、やり残した分析を進め、修士論文+ジャーナル出版に向けて論文を書くのと、1月はトロムソで行われる学会にてポスター発表を行います。



卒業の6月まで時間があるので、今までのガリ勉スタイルはやめて、オンオフはっきりさせた生活を心がけたいと思います。


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国際シンポジウムに参加してきました【ノルウェー留学】

先日、日本水産学科創立85周年記念国際シンポジウム に参加してきました。 1月後半から研究を始め、5月頃にはある程度成果が出ていたので、指導教官から学会にいってみないかと提案され「要旨」を学会に提出。7月後半に口頭発表枠で受諾されました。 卒業まで...

2017年9月20日水曜日



さあ、旅へ出よう。
親指を立ててみよう。

極寒のノルウェー、温かさを発見する旅。


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February 2014, two Japanese girls

The length of trip: 
2 days

The distance of journey: 
460 km

The time we waited:
 5-6 hours

People who made us happy: 
over 10 people

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白い景色、白い息
その中にイロを探して
光のスペクトルを見透かすかのように

極寒の地で、約束のない待ち合わせ
誰かとの待ち合わせ

ほら、
ヒカリが見える







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極寒のヒッチハイキング【ノルウェー写真】

さあ、旅へ出よう。 親指を立ててみよう。 極寒のノルウェー、温かさを発見する旅。 --------------------- February 2014, two  Japanese girls The length of t...

 

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